サラリーマンのほったらかし投資

【ナスダック100トリプル(TQQQ)×トライオートETF】設定変更の方法と考え方-レンジ超えたので上限を上げたい-

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  6. 【カナダドル円買・ユーロ円売×手動トラリピ】(29週で運用停止)
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検証の詳細はこちら

 

 

 

この記事でわかることは以下のことです。

ポイント

  • トライオートETFナスダック100トリプル(TQQQ)設定変更の方法
  • トライオートETFナスダック100トリプルTQQQがレンジ上限を超えてしまったときの考え方

 

できるだけ『ほったらかしにできる投資』を探し実際に運用して検証していますが、主にリピート系の手法で運用しています。

特にトライオートETFナスダック100トリプル(TQQQ)は稼ぎ頭です。

“ほったらかし”でありながら、とてつもないパフォーマンスの可能性を感じて資金の追加をしているくらいです(^^ /

 

トライオートETFナスダック100トリプル(TQQQ)は、その値動きの特性上、高値を更新していくため設定を変更していく必要があります

資金と方針にもよりますが、私はそのようにやっています。

そして7月に、当初の設定であるトラップ上限の120ドルを超え設定を変更しましたが、さらに上限130ドルを超えたので再度再設定しました。

 

設定した上限を超えた場合、価格にかかわらず考え方は同じですので、基本方針通りに設定変更をしていきます。

 

今回は、その考え方と設定方法を解説します。

 

基本となる『トライオートETF【ナスダック100トリプル(TQQQ)】基本プラン』の設定こちらで解説しています。

 

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まずは、再設定した更新プランの設定をお示しします。

 

トライオートETF TQQQ更新プランの設定

 

表にするとこのようになります。

    レンジ トラップ値幅 トラップ本数 利益値幅 ロスカット水準
追加プラン 105~129ドル 2.0ドル 12本 5.0ドル 0ドル
基本プラン 68~130ドル 2.0ドル 32本 5.0ドル

 

追記1:レンジ上限 130ドルを超えたので予定通り設定を変更

更新プラン2

 

TQQQの価格が、更新プランで設定したレンジ上限を(130ドル)超えてしまったため、予定通りレンジを変更しました。

 

『更新プラン2』の設定です。

 

表にするとこのようになります。

    レンジ トラップ値幅 トラップ本数 利益値幅 ロスカット水準
追加プラン 106.25~138.75ドル 2.5ドル 14本 5.0ドル 0ドル
基本プラン 72.5~140ドル 2.5ドル 28本 5.0ドル

前回の更新プラン設定では、トラップ値幅が『2.0ドル』でしたが、今回の更新プラン2では『2.5ドル』となっています。

レンジの価格帯が上がっていくと、単純にトラップ1本を仕掛けるための資金が多くかかります。

しかも設定するレンジ上限が上がっていくと、レンジ幅が広くなりますから、資金との兼ね合いでトラップ値幅が広くなります。

 

 

追記2:レンジ上限 140ドルを超えたので予定通り設定を変更+α

更新プラン3

 

TQQQの価格が、更新プランで設定したレンジ上限を(140ドル)超えてしまったため、予定通りレンジ上限を150ドルに変更しました。

そして、過去のデータと最近の値動きから新たの要素を加え設定しました。

 

『更新プラン3』の設定です。

 

表にするとこのようになります。

    レンジ トラップ値幅 トラップ本数 利益値幅 ロスカット
日常稼働ゾーン 132~150 1.0 19本 5.0ドル 0ドル
暴落時稼働ゾーン 112~130 2.0 10本 5.0ドル
大暴落時稼働ゾーン 76~108 4.0 10本 5.0ドル

更新プランの基本は、設定したレンジ上限を超えてしまった場合にレンジ上限を10ポイント上げて再設定するものでしたが、今回も同様に10ポイント上げて設定しました。

そしてさらに、過去のデータや最近の値動きを勘案して、より効率的にそして暴落時の含み損ストレスを軽減できるであろう設定となっています。

暴落時の含み損のストレスを軽減する方法や考え方はこちらで解説しています。

 

 

追記3:レンジ上限 150ドルを超えたので予定通り設定を変更

更新プラン4

 

TQQQの価格が、更新プランで設定したレンジ上限を(150ドル)超えてしまったため、予定通りレンジ上限を160ドルに変更しました。

前回更新プラン3で設定した考え方を踏襲し、上限を160ドルとし計算してこのようになりました。

 

『更新プラン4』の設定です。

 

表にするとこのようになります。

    レンジ トラップ値幅 トラップ本数 利益値幅 ロスカット
日常稼働ゾーン 141~160 1.0 20本 5.0ドル 0ドル
暴落時稼働ゾーン 122~137 3.0 10本 5.0ドル
大暴落時稼働ゾーン 82~117 5.0 10本 5.0ドル

 

更新プランの基本は、設定したレンジ上限を超えてしまった場合にレンジ上限を10ポイント上げて再設定するものでしたが、今回も同様に10ポイント上げて設定しました。

更新プラン3の時と同様に、過去のデータや最近の値動きを勘案して、より効率的にそして暴落時の含み損ストレスを軽減できるであろう設定となっています。

 

暴落時の含み損のストレスを軽減する方法や考え方はこちらで解説しています。

 

 

追記4:レンジ上限 160ドルを超えたので予定通り設定を変更

更新プラン4

 

TQQQの価格が、更新プランで設定したレンジ上限を 160ドル超えてしまったため、予定通りレンジ上限を170ドルに変更しました。

前回更新プラン4で設定した考え方を踏襲し、上限を170ドルとし計算してこのようになりました。

 

『更新プラン5』の設定です。

 

表にするとこのようになります。

    レンジ トラップ値幅 トラップ本数 利益値幅 ロスカット
日常稼働ゾーン 149~170 1.0 22本 5.0ドル 約0ドル
暴落時稼働ゾーン 128~146 3.0 7本 5.0ドル
大暴落時稼働ゾーン 88~123 5.0 8本 5.0ドル

 

更新プランの基本は、設定したレンジ上限を超えてしまった場合にレンジ上限を10ポイント上げて再設定するものでしたが、今回も同様に10ポイント上げて設定しました。

更新プラン4の時と同様に、過去のデータや最近の値動きを勘案して、より効率的にそして暴落時の含み損ストレスを軽減できるであろう設定となっています。

 

暴落時の含み損のストレスを軽減する方法や考え方はこちらで解説しています。

 

 

※追記追記でわかりにくくなりましたので、最新版の設定をこちらで解説しています

 

 

トライオートETFナスダック100トリプル(TQQQ)の設定と考え方

こんな時系列で解説していきます。

簡単な流れ

  • トライオートETF TQQQ運用の基本方針を再確認
  • 基本プランのレンジ上限を超えたので設定変更したい
  • 資金の考え方
  • シミュレーションしながら設定を決める
  • レンジの上限を決める
  • レンジの下限を決める
  • トラップ値幅を決める
  • トラップの本数を決める
  • 想定ロスカットレートを決める
  • 利益値幅を決める
  • トライオートETF TQQQシミュレーション
  • トライオートETF TQQQ最設定手順
  • 設定はゾーンで分けても良い

 

運用の基本方針を再確認

運用の基本方針は『基本プラン』で決めていますので、踏襲する形で考えています。

基本プランの詳細はこちら
トライオートETF【ナスダック100トリプル(TQQQ)】の設定と考え方-30万円でできるほったらかし投資

 

基本方針

  • できるだけほったらかし
  • 1日1回程度の決済でコツコツ
  • 暴落時は最大限のポジションをとり大きく利益を狙う
  • リスクは限定的になるように想定ロスカットレートを0ドル

 

基本プランのレンジ上限を超えたので設定変更したい

基本方針に則り『基本プラン』を設定し運用してきましたが、パーフォーマンスの良さから追加資金をして『追加プラン』を加え運用を開始しました。

この時は『基本プラン』『追加プラン』を被せただけなので、基本プランの設定を触ることはありませんでした。

 

冒頭でも少し触れましたが、TQQQはその特性上、高値を更新していきます

それを見越して、初めから広範囲に仕掛けておけばいのですが、少ない資金で効率的に運用するには仕掛ける範囲を絞る必要があります

基本プランでは、30万円という資金で効率的に運用できるプランを考え設定しました。

 

この基本プランの設定は、仕掛ける範囲(レンジ幅)を限定的にしていますので、TQQQの価格がその範囲の外に出てしまったら設定を見直す必要があります

上の画像のように、トラップのないところで値動きがあっても利益は出せませんし、いつか下落があると思いますがそれを待っていては機会損失になりますからね。

 

また、基本プランでレンジ幅を決める時に分析していますが、TQQQは右肩上がりですから、基本プランで設定したレンジの上限(120ドル)を超えることは想定していました。

そして、上限を超えた時はレンジ上限を少しずつ上げて設定し直すことにしていました。

 

レンジ幅の上限を超えたときの基本方針は、以下のように考えています。

 

基本方針

  • 基本プランでレンジ幅の上限を超えたら上限を10ドル〜20ドル上げる

  • その上限から約50%の下落を見込んで下限を設定

  • トラップ幅は基本2.0ドル(資金との兼ね合いで適宜調整)

  • 資金のバランスでレンジ幅下限やトラップ幅を調整

  • レンジ上限を超える度に繰り返していく

 

この基本方針に則って更新プランの設定をしていきます。

 

資金の考え方

基本プランで資金を決めていますので、その資金をそのまま使います。

ですが、今回は運用開始してから幾らかの利益が出ていますので、この利益の含めて設定をしていきます。

つまり、基本プランの資金30万円+利益となります。

 

目に見えた複利運用の始まりになりますね。

 

それでは、更新プランの設定開設していきます。いつものように、設定の大枠を決めていきます。

 

シミュレーションをしながら設定を決める

決める項目は以下です。

設定項目

  • レンジ(仕掛ける範囲)
  • トラップ値幅(仕掛けの値幅)
  • トラップ本数(仕掛ける本数)
  • 想定ロスカットレート
  • 利益値幅

 

これらを決めたいのですが、利益値幅以外はそれぞれの変数の掛け合わせですので、シミュレーションをしていくしかありません。

ですから、シミュレーションをするための大枠を決めていきます。

 

まずは、仕掛ける範囲を決めます。上限からです。

 

レンジの上限を決める

基本方針で決めているので、『レンジ幅の上限を超えたら上限を少しずつ高値方向にずらしていく』わけですが、どのくらい上げるかは、そのときの相場により変えていきます。

とはいえ、100ドルだったものが翌日に200ドルになるようなスケール感ではありませんので、大方10ドル〜20ドルの範囲と考えていました。

今回は、10ドル上げることにします。画像のようなイメージです。

 

ということで、基本プランのレンジ幅上限の120ドル130ドルに変更します。

 

メモ

  • レンジ幅の上限は130ドル

 

レンジの下限を決める

基本プランの設定では、下限を決めるときに過去の下落率から算出しました。

 

基本プランの記事から抜粋します。

その中から大きめの下落箇所だけ青矢印と数値(%)を示しています。

2011年3月〜2013年11月

2013年9月〜2017年11月

2017年9月〜2021年6月

 

それでもわかりにくいので表にまとめます。

下落率 回数 頻度
70%台 1回 稀にある 2/44
60%台 0回
50%台 1回
40%台 3回 時々ある 15/44
30%台 6回
20%台 6回
10%台 14回 日常的によくある 27/44
0%台 13回
合計 44回  

詳しくはこちらに書いています。

 

今回もこの分析による設定を採用します。

そして、具体的には以下のように考えます。

 

上記したように上限を130ドルとしましたので、そこから50%下の価格を下限とし、130ドル×50%=65ドルとします。

 

メモ

  • レンジ幅の下限は65ドル

 

トラップ値幅を決める

トラップ値幅は、基本プラン同様『ATR』をみて決めていきます。

設定時の日足でのATRは約3.5となっていますので、1日の値動きの平均値以下の『2.0ドル』とします。

 

メモ

  • トラップ値幅は2.0ドル

 

トラップの本数を決める

トラップの本数は『レンジ幅÷トラップ値幅』で計算ができます。

レンジ幅は『レンジ上限130ドル-レンジ下限65ドル=65ドル』ですから、『65ドル÷2.0ドル=32.5本』となります。

トラップ本数は割り算するだけですから簡単ですね。

 

メモ

  • トラップ本数は32本

 

次に決めるのは、リスクに大きく関係する大事な『想定ロスカットレート』です。

 

想定ロスカットレートを決める

想定ロスカットレートは、『この価格になったらロスカットされてしまう』という価格を想定しておくということです。

裏を返せば、想定した価格までは『何がなんでも耐える』そんな決意の表れです。

 

ちょっと言い過ぎですが、実質的には『トライオートETFでTQQQの取り扱いが無くならない限り運用を続ける』といった意味合いになります。

つまり、途中で止める(損切りする)ことは考えていないということでもあります。

 

ですから、暴落後の戻りで爆益を狙いたいのもあり『0ドル』としました。

 

メモ

  • 想定ロスカットレートは0ドル

 

実は、TQQQは理論上0ドルにはならない仕組みがあります。

基本プラン設定の時にも少し触れましたが『サーキットブレーカー』という仕組みがあるからです。

サーキットブレーカーについてはこちらをご覧ください。

 

最後に利益値幅を決めます。

 

利益値幅を決める

利益値幅は、シミュレーションするためには大きく影響する部分ではありませんし、相場のボラティリティを見ながらいつでも変えられるのでとりあえずで良いと考えています。

 

とはいえ、トライオートETFの画面で入力するときは必要となりますので、トライオートEFTで標準装備されている『シミュレーション機能』を使って目安を決めておきます。

 

シミュレーションしてみるとわかりますが、利益値幅は大きくすると利益が大きくなります。

そして、利益値幅を少なくすると利益が少なくなります。

 

ですがこのシミュレーションは、あくまでも過去のある決めれらた期間の相場に照らし合わせて算出されるので、現在の相場にそのまま当てはまるものではありません。

 

少し調べてみると、検証してくれている方もいますが、最適な利益値幅は相場により変動するという結論までしか出ていないようです。

 

大方わかっているのは、上昇相場では利益値幅は大きい方が有利で、それ以外の時は小さい方が有利なようです。

7月ごろの相場は短期的に上昇傾向ではありますが、今後失速するかもしれないですし中間の数値を採用します。

 

1回決済されたら500円ほどの利益になるように『5.0ドル』としました。

この数値は、相場と相談しながら変更していく予定です。

 

メモ

  • 利益値幅はとりあえず5ドル

 

ここまで決まったら、最終的にトライオートETFの画面で入力する為の、細かい数値をシミュレーションして決めていきます。

いつものNumbersです。

 

トライオートETF TQQQシミュレーション

 

少し微調節しながらこのようになりました。

 

必要資金は364,820円となり少し予算オーバーとなりましたが、いきなりTQQQが0ドルになることはないと思いますので誤差の範囲と考えます。

また、私の場合は追加プランで20万円余分に入金していますので、こちらの設定で調整していきます。

 

ちょっと注意

TQQQは米国の金融商品ですので、ドル円のレートが関連してきます。

今回は『ドル円を115円』で計算していますが、これよりドル高円安になった場合はもう少し多くの資金が必要になります。

 

それでは、トライオートETF TQQQの入力画面で入力していきます。

 

トライオートETF TQQQ設定手順 

もしこの設定で始めてみたい方は、インバスト証券のトライオートETFを開きながらだとすぐに始められますよ!

まだ口座をお持ちでない方は、↓↓↓から作れますのでぜひどうぞ!

 

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それではいきます。

以下の順番で設定していきます。

  • マイページにログイン

  • トライオートFX/ETF
  • ログイン

 

現在動いている設定を止めたい場合は、こちらから設定します。

  • ホーム』をクリック
  • 『ETF』をクリック
  • 停止したい項目をクリック


  • ポップアップウィンドウで『全停止する』をクリック


  • さらに『全停止』をクリック
  • ホームに戻る

 

次に新しい設定を作っていきます。

  • 『ビルダー』をクリック

  • 『ETFで作る』をクリック

  • 『マルチカスタム』をクリック
  • 『選択する』をクリック

  • 『ナスダック100トリプル』をクリック
  • 『選択する』をクリック

  • 売買:買
  • レンジ幅(ドル):64
  • 本数:32
  • 数量(口):1
  • スタート価格:価格指定
  • @:130
  • 利益幅(ドル):5
  • カウンター値(ドル):-5
  • カウンター固定にチェック
  • 『ロジック追加』をクリック

  • 数値の確認
    ・エントリー価格が2ドル毎になっていればOK!
    ・エントリー価格とカウンター値が同じならOK!
    ・利益幅(ドル)が5ドルになっていればOK!
  • 『シミュレーションを見る』をクリック

『今すぐ稼働』をクリック


これで、運用が始まります。

 

ちなみに、TQQQが動いている時間は米国時間ですので、日本時間の日中に設定しても何も起きませんので注意してください。

週末も動いていませんよ。

日本時間の22時15分(米国夏時間)まで気長に待ちましょう!

 

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まとめ

ナスダック100(QQQ)が史上最高値を更新して、ナスダック100トリプル(TQQQ)も最高値を更新しました。

それに伴い、トラーオートETF TQQQもレンジ上限を超えたため再設定が必要となりました。

レンジの上限を超えたときの基本方針通り、レンジの上限を10ドルあげて再設定しましたが、こういうのって慣れないと大変ですよね。

一つ参考になる指標みたいなものがあると良いと思い、自分のためにも書いてみました。

参考になれば幸いです。

 

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