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検証の詳細はこちら。
この記事でわかることは以下のことです。
わかること
- 資金30万円でナスダック100トリプルをトライオートETFでやるならどんな設定にするか
- この設定に至るまでの考え方
できるだけ『ほったらかしにできる投資』を探し実際に運用して検証していますが、主にリピート系の手法で運用しています。
色々やってみて分かったのですが、リピート系の自動売買は『ほったらかし投資』にもってこいですね!
そこでさらに、リピート系の手法がマッチする銘柄や証券会社のシステム探していましたが、『トラリピ』と『トライオートETF』に目星をつけました。
結局両方ともやってみることにしたのですが、『トラリピ』は別の記事にしていますので、この記事では『トライオートETF』について書いていきます。
トラリピ関連記事はこちらです。
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まずは先に、『トライオートETFナスダック100トリプル(TQQQ)』の基本プラン設定をお示しします。
トライオートETFナスダック100トリプル (TQQQ)基本プラン設定
表にしますとこんな感じです。
レンジ | トラップ値幅 | トラップ本数 | 利益値幅 | ロスカット水準 | |
買 | 62~120ドル | 2.0ドル | 30本 | 5.0ドル | 0ドル |
追記1:追加入金してバージョンアップ
追加プラン
追記2:基本プランのレンジ上限(120ドル)を超えたので予定通り設定を変更
更新プラン
追記3:レンジ上限(130ドル)を超えたので予定通り設定を変更
更新プラン2
追記4:レンジ上限(140ドル)を超えたので予定通り設定を変更
更新プラン3
追記5:レンジ上限(150ドル)を超えたので予定通り設定を変更
更新プラン4
※追記追記でわかりにくくなりましたので、最新版の設定をこちらで解説しています
『追加プラン』や『更新プラン』の設定は、『基本プラン』の設定の上に成り立っていますので、まず基本プランの設定に至るまでの疑問や根拠・考え方を解説していきます。
トライオートETFナスダック100トリプル(TQQQ)基本プラン設定の根拠と考え方・手順を時系列で解説
この設定に至るまで、以下のような流れで考えました。
簡単な流れ
- 資金の考え方
- 30万円を何に投資するか
- トライオートについて知る
- リピート系自動売買に向いている銘柄は
- ナスダック100トリプル(TQQQ)とは
- ナスダック100トリプル(TQQQ)の値動き
- 基本プランの設定
- シミュレーションしながら決めていく
- レンジ幅を大方決める
- 右肩上がりだが不定期で暴落がある
- 暴落後は必ず高値更新する
- コーポレートアクション『分割』
- トラップ値幅
- トラップの本数
- 想定ロスカットレート
- TQQQ設定シミュレーション
1.資金の考え方
投資をするのに、ある程度まとまったお金があったほうが有利になることは多いです。
かといって、まとまったお金がないから投資をできないというわけでもありません。
私も数々の投資経験がありますが、初めは数万円や数十万円という少額から始めることが多いです。
積立方式を取ることもあります。
そして、手応えをつかんできたら徐々に資金を増やしていきます。
やり方は人それぞれあるかと思いますが、私はこんな考えでやっています。
また、少額といっても人それぞれの感覚や価値観がありますので、具体的な金額はそれぞれです。
少額の金額を具体的にお示しすることはできませんが、私の基準は日々の節約で頑張れば月々に捻出できそうな、月2〜3万円×12か月=24~36万円というものです。
この基準をもとに投資プランを考えますので、資金は30万円にしました。
2. 30万円を何に投資するか
資金が決まったら、次は何に投資をするか?ということです。
資金のレベルから投資できるものできないものがありますが、以前から気になっていたものをいくつか調べていました。
私は基本的に、手間をかけて爆益を狙うより『極力手間をかけずにそこそこの利回りのある投資』が好きですので、買ったらガチ保か、設定したら放置か、日々のメンテナンスは数回までにできるものと決めています。
ですから、ガチトレーダーのようにスキャルピングやデイトレはほとんどしません。
このような考えに合致する投資先や投資方法は、ある程度限られています。
限られているといっても、これは私の知識の中での話ですが、、、
そして、今回は自動売買系をやってみようと思いました。
結局のところやってみたいことをやるんですが、やりたいことが資金とマッチするかってことがポイントになります。
つまり私でいうと、『30万円という資金でできる投資はどんなものか?』ということです。
これは、常に情報収集をしていなければわからないことですが、大方目星をつけていました。
候補は、トライオートETFとトラリピです。
これらの存在は昔から知っていましたし、少しかじったりもしていました。
ですが、もともと裁量でトレードしていたこともあり、コスト面(スプレッドや取引手数料)が気になる性分で手を出しきれずにいました。
しかし、最近ではコスト面を度外視できる程の利益を、"ほったらかし"で得られる可能性があることがわかりましたので、チャレンジしてみることにしました。
いいですよね。
トライオートもトラリピも準備をしっかりすれば、日々のメンテナンスはほとんどいらないので、私のポリシーに合致していますよね!
それで結局は、トライオートもトラリピも両方始めることにしましたが、ここでは『トライオートETF』ついて書いていきます。
トラリピ関連記事はこちらです。
では、実際に30万円でできるのか?順を追って確認していきます。
3.トライオートETFについて知る
まずは、トライオートについて確認しておきます。
トライオートは、インヴァスト証券が提供する世界中のETF(Exchange Trading Foun:上場投資信託)をCFD(Contoract For Diffarence:差金決済取引)で自動売買できるサービスと、FXを自動売買できるサービスです。
そうです。トライオートにはETFとFXがあります。
今回はトライオートETFについてです。
1-3.トライオートETFとは?
じゃあ、トライオートETFってなに?と思われるでしょう。トライオートETFは、急成長する世界のETFに、投資元本に対する為替リスクを排除し、しかも史上初の自動売買により簡単に投資いただけるまったく新しいCFD形式の資産運用サービスです。
CFDは現物を保有せず、全ての銘柄の売買差金を日本円で決済する取引手法のため、日本円のままでの投資が可能となり、また、レバレッジをかけた機動的な取引を行うことも可能です。①ETFで史上初の自動売買
トライオートETFは、ETFではじめて自動売買機能を備えたサービスです。日本時間の夜間に取引される海外ETFも自動売買機能により自動で取引を行ってくれます。自分の投資スタイルに合わせて選ぶだけの自動売買セレクトや、好みの銘柄を選んで自分で自動売買を作ることができるなど、投資経験者の方はもちろん、初めて投資をされる方にも簡単にご利用いただけるサービスです。
引用:インヴァスト証券ホームページトライオートETFスタートガイド
FXでは自動売買を提供している証券会社はそこそこありますが、ETFを自動売買できるのは貴重ですね。
当然、自動売買ですから一度設定してしまえば“ほったらかし”で稼いでくれます。
ロジックは基本的には、仕掛ける範囲や値幅を決めて、新規・決済を自動で繰り返し行う、いわゆる『リピート系自動売買』です。
当然自動売買ですから、一度設定してしまえば“ほったらかし”で稼いでくれますが、事前の準備は必ず必要です。
チェックリスト
- 取引する商品は何にするか?
- どんな設定でどれだけの資金が必要か?
- 逆に限られた資金でどんな設定なら運用可能か?
今回は30万円という資金でやると決めていましたので、30万円でできる設定をするという考えで進めていきます。
そして、取引する金融商品は、リピート系の自動売買にマッチするものを選ばなければ意味がないですから、その辺りも考慮して商品選びをしていきます。
4.リピート系の自動売買に向いている商品は
リピート系自動売買の仕組みを抑えておきましょう。
ある設定した範囲にトラップを仕掛けると、そこで値が動く限り『新規ポジション』と『決済』を『永遠に自動で』『繰り返して』くれます。
ですから、このイメージで言うと、90円から110円の間に5円毎にトラップを仕掛けていますので、5円毎に新規ポジションを取り決済を繰り返すということです。
『永遠に自動で繰り返す』ってことがポイントです。
そして、この『リピート系自動売買』の仕組みに合う銘柄には、いくつかのポイントがあります。
ポイント
- ある程度上下する
- 値動きに一定の特徴がある
『ある程度上下する』とは、いわゆる『ボラ』がある(ボラティリティがある)ということになります。
そして、『値動きに一定の特徴がある』と言うことですが、例えば、一定のレンジ内で上下するような『ボックス相場』になりやすいものであったり、『右肩上がり』であったりするということです。
このようなポイントにマッチしていると、戦略が練りやすく稼ぎやすいということになります。
このような特性に合う銘柄はそこそこありますが、今回はそのうちのひとつ、『ナスダック100トリプル(TQQQ)』を選びました。
ナスダック100トリプル(TQQQ)の特徴を確認します。
5.ナスダック100トリプル(TQQQ)とは?
『ナスダック100トリプル(TQQQ)』とは、米国のNASDIQ市場に上場している時価総額上位100社の銘柄から構成される、株価指数の『ナスダック100指数(QQQ)』の値動きを3倍にした株価指数です。
「ナスダック100指数?」
「ナスダック100トリプル?」
なんだか混乱してきますよね。
簡単にいうとナスダック100指数の値動きを、3倍にしたものがナスダック100トリプル(TQQQ)です。
3倍だからトリプルなんですね。
NASDAQ(ナスダック)100の構成銘柄は、誰もが知っているGAFAM(Google,Apple,Facebook,Microsoft)に代表される、世界最大級のテクノロジー企業が軒を連ね、今後も成長が見込まれます。
さらにナスダック100の構成銘柄は、芳しくない企業は外されるなど定期的に入れ替えられるため、常に世界最先端の企業が名を連ねることになりますから、なんだか安心感がありますよね。
QQQとTQQQの値動きを比べてみます。
6.ナスダック100トリプル TQQQの値動き
2018年7月を起点として変動率を示しています。
よくよく見てみますと、ただ単純に上がる下がるだけではなく、QQQが下がった時には、TQQQはより大きく下がり、QQQが上がったときには、TQQQはより大きく上がっているのが分かります。
3倍の値動きというのは、こんな感じのイメージになります。
そして長期チャートを見てみます。
過去10年間をみても、右肩上がりの上昇が見て取れます。
より大きく動きながら、長期的には上昇するという銘柄ということが分かったと思います。
こんな激しい値動きをしながら(ボラティリティがある)、長期的には上昇する(一定の特徴がある)ので上記した、リピート系自動売買にマッチするということがわかりました。
トライオートETFで人気があるわけです。
ちなみに、『TQQQ』を取り扱う国内の証券会社は、サクソバンク証券やインヴァスト証券・楽天証券(楽天証券ではTQQQの取り扱いではなくQQQ3倍レバレッジの投資信託)です。
その中でも、リピート系の自動売買のシステムを提供しているのはインヴァスト証券のみです。
ですから、『TQQQの自動売買』となるとトライオートETFの一択となります。
それでは、『TQQQ』トライオートETFで運用するための設定を考えていきます。
7.基本プランの設定
もう一度、初めにお示しした、図と表を載せておきます。
表にするとこんな感じです。
レンジ | トラップ値幅 | トラップ本数 | 利益値幅 | ロスカット水準 | |
買 | 62~120ドル | 2.0ドル | 30本 | 5.0ドル | 0ドル |
初めはもっともオーソドックスに、よく動きそうな範囲に『買い』で設定を考えました。
8.シミュレーションしながら設定を決めていく
設定を決める上で、いくつか考えなければいけない項目があります。
設定項目
- レンジ(仕掛ける範囲)
- トラップ値幅(仕掛けの値幅)
- トラップ本数(仕掛ける本数)
- 想定ロスカットレート
- 利益値幅
これらを決めたいのですが、利益値幅以外はそれぞれの変数の掛け合わせですので、シミュレーションをしていくしかありません。
ですから、シミュレーションをするための大枠を決めていきます。
まずは、仕掛ける範囲を決めます。
9.レンジ(仕掛ける範囲)を大方決める
レンジは、チャートをみながら決めていきます。
豪ドルNZドルのように一定のレンジで値が動くのであれば、仕掛ける範囲を上限と下限で決めればいいのですが、右肩上がりのTQQQの場合上限下限の決め手がありません。
かといって、全範囲に仕掛けるのは資金的に困難ですし、なんとか全範囲仕掛けられたとしてもトラップ値幅を広げ、本数を減らさなければならなくなりますので、約定がされず資金効率が悪なることが想定されます。
ですから、よく動きそうな範囲を探るべく、もう少しTQQQの特徴を細かく分析する必要がありました。
そして、少し深掘りしてみて分かったことがありました。
わかったこと
- 右肩上がりだが不定期で暴落がある
- 暴落した後は一定期間後に高値更新をする
- TQQQは分割がある
それぞれ解説していきます。
10.右肩上がりだが不定期で暴落がある
『右肩上がり』に関しては上記で説明しましたが、チャートをよくよくみてみると、ぱっと見でもわかる暴落が結構みられます。
この暴落が何回起きて、どの程度なのかを調べてみました。
調べ方は以下のようにしました。
簡単な流れ
- 週足を使う
- ダウ理論での上昇トレンドが終わった直近の高値にポイント1とする
- ポイント1を超えて上昇トレンドが終わった直近の高値をポイント2とする
- ポイント間の最安値をつける
- これを最高値からの下落とする
- ポイント1と最安値の下落率を算出
このようにしてチャートにマーキングしたのが以下の画像です。
沢山ありすぎて分からないので、分割してお示しします。
青塗り四角が条件に合致した箇所と数値です。
その中から大きめの下落箇所だけ青矢印と数値(%)を示しています。
2011年3月〜2013年11月
2013年9月〜2017年11月
2017年9月〜2021年6月
それでもわかりにくいので表にまとめます。
下落率 | 回数 | 頻度 |
70%台 | 1回 | 稀にある 2/44 |
60%台 | 0回 | |
50%台 | 1回 | |
40%台 | 3回 | 時々ある 15/44 |
30%台 | 6回 | |
20%台 | 6回 | |
10%台 | 14回 | 日常的によくある 27/44 |
0%台 | 13回 | |
合計 | 44回 |
2010年2月から始まり2021年6月までの136か月、そして週に換算すると591週間で、高値更新後からの下落が44回ありました。
チャートを見ていますと、この条件に合致しない場合でも数週間かけて30%の下落や、数日で10~20%の下落はみられます。
ですから、10%~20%程度の下落は平時のボラティリティと考え、“30%の~70%の下落で機能する”ように仕掛ける範囲を設定するのが資金効率が良いのではないかと考えました。
なお、私が考える『30%〜70%の下落で機能する(させる)』とは、平常時の10%~20%の下落では、リピートでコツコツ稼ぎ、暴落時には最大数のポジションをとり大きく稼ぐということです。
しかしながら、頻度をみてみますと『50%以上の下落は相当少ない』ことがわかります。
どこに線引きをするのかは、少し個人の感覚的なこともありますが、私はこの部分は捨てても良いと判断しました。
ということで、『70%の下落は想定するけど仕掛ける下限は直近最高値から50%下の値段まで』と大枠を決めました。
イメージとしてはこんな感じです。
これで下限は決まりました。
次に上限はどうするのかです。
11.暴落後は必ず高値更新する
仕掛ける範囲の上限は直近の高値とします。
TQQQの特徴は右肩上がりですから、いつかは高値更新されます。
それがいつかはわかりませんので、ひとまず直近高値に設定しておきます。
そしてもし、直近高値を抜けて上昇した場合は、ポジションがなくなっているはずなので再度設定します。
ですから、高値が更新されるたびに資金との調整をしながら、上限を上げつつ相場についていきます。
ここで、
「右肩上がりと言うことは永遠に上限を上げつつ、ついていくつもり?」
「いつか資金とのバランスが悪くなるのでは?」
こんな疑問が湧いてきます。
その通りなのですが、実はTQQQ には値段が高くなりすぎないように特殊な機能で価格調整をしています。
コーポレートアクションです。
12.コーポレートアクション『分割』
TQQQに限ったことではありませんが、ETFは取り扱いやすい100ドル前後の価格になるように設定されています。
コーポレートアクションについて
トライオートETFは、原資産のコーポレートアクションによって「分配」・「分割」・「併合」が発生いたします。
分配
権利確定日を超えて買い建玉を保有している場合は、分配相当額の受取りが発生します。売り建玉保有している場合には、分配相当額の支払いが発生します。
※受取りは、現地の税引き後の分配相当額となります。
※米国銘柄の円転価格は当社指定の米ドル/円の終値です(当社のFXサービスの終値とは異なります)。
※分配相当額は建玉ごとに計算され、1円未満の金額は切捨てとなります。分割
ETFは取引の利便性を考慮し100ドル前後での取引が前提となっています。
ETFにおける分割とは株式の分割同様、既に発行されている株式を、1株を2株、3株などに分割することを指します。
価格は分割した割合によって調整され、理論上資産価値には影響はありません。
例えば、株価が1,000円の株式が1:2の株式分割(1株を2株に分割)をした場合、分割後の保有株数は2倍になりますが、理論上、1株の株価は500円となります。併合
ETFは取引の利便性を考慮し100ドル前後での取引が前提となっています。
ETFにおける分割とは株式の分割同様、既に発行されている株式数を減らし価格を調整するために、複数の株式を1株に統合することを指します。
こちらも理論上資産価値には影響はありません。
例えば、2:1の株式併合(2株を1株に併合)をした場合、発行済株式数は半分になり、理論上株価は2倍になります。
つまり、価格が高くなりすぎたら『分割』という機能を使い一口あたりの価格を調整するということです。
これにより、永遠に高値を追いかけながらいつか資金がなくなるという心配はないということです。
厳密に言うと一口あたりの価格調整をすると言うより、その時の一口を分割し分割した比率で価格が分割されると言うことです。
ちなみに、TQQQの分割は直近で言うと2021年の1月に行われましたが、この時の分割は『1:2』であったため一口の価格が半分になりました。
そして、分割のタイミングはいつになるかはわかりませんが、過去の実績を見ていると150ドルや180ドル付近で分割が行われたようなので、上限をあげていく目安になりますね。
ということで、上限も直近高値と決まりしました。
次に、この範囲で何本のトラップを仕掛けられるか計算していきます。
13.トラップ値幅(仕掛ける値幅)
トラップ値幅は、色々な指標を見て決められますが、私は『ATR』をみて決めました。
過去と価格帯が大きく違いますし、分割も行われていますので長い期間では判断がつきません。
ですので、直近1年ほどをみて決めていきます。
2020年からのATRをみますと、2.0から7.0の間にありました。
そして直近では、4.0ほどになっていますので、1日に1回の約定を狙って『2.0ドル』としてみました。
次に、仕掛ける本数を求めていきます。
14.トラップの本数
トラップの本数は『レンジ幅÷トラップ値幅』で求められます。
以下のようになります。
レンジ幅60ドル÷2.0ドル=30本
トラップ本数は『30本』となりました。
トラップ本数はトラップ値幅が決まっているので簡単ですね。
次に決めなければならないのは、とても重要な『想定ロスカットレート』です。
15.想定ロスカットレート
想定ロスカットレートは、『この価格に至ったらロスカットされてしまう』といった値のことです。
これは、人それぞれのリスクの取り方にもよりますが、限りなくリスクを排除して『0ドル』としました。
つまりこれは、『TQQQ』が『0ドル』になるまでロスカットされないという設定です。
ここで少し感の良い方は思うかもしれません。
「3倍の値動きだからQQQが34%下落したらTQQQは102%の下落だから、価格はマイナスになるのでは?」
計算上はそういうことになりますが、これは『サーキットブレーカー制度』によりそういったことが起こらないようになっています。
サーキットブレーカとは?
競争市場では、例えば売りが売りを呼んで下落が止まらなくなるようなことがある。サーキットブレーカー制度が設けられた市場では、基準値よりも一定の幅以上の取引値が付くことなどの予め定められた基準が満たされると、サーキットブレーカーが「発動」となり、取引所は当該市場で取引(約定)の成立を一定期間発生させない状態となる。当制度は、投資家に冷静になってもらう目的で設けられた制度である[1][2]。電流が流れ過ぎた時に、発熱などを食い止める電源を落とす電気回路の遮断器(サーキットブレーカー)と似ている制度であるため、このように呼ばれる[1]。
引用:ウィキペディア
実際のサーキットブレーカの仕組みはこのようになっています。
サーキットブレーカーの仕組み
- Level1-9:30~15:25の間にS&P 500が前日終値より7%下落したら15分間取引を停止する
- Level2-9:30~15:25の間にS&P 500が前日終値より13%下落したら15分間取引を停止する
- Level3-時間帯に関係なくS&P 500が前日終値より20%下落したらその日は取引取引を停止する
これはあくまでもS&P500の動きを元にアクションされますので、QQQが一致するのかは分かりません。
ですが、ナスダック100の銘柄とS&P500の銘柄はかぶっていますので、どちらかが暴落しているのにどちらかが暴落していないといった事態は起こりにくいと考えられます。
ですから、おそらくQQQも20%程度の下落で取引が停止になると考えています。
このことから、QQQが34%以上も急落することは考えにくく、つまりTQQQもマイナスになるとは考えにくいということです。
では、連日サーキットブレーカが発動するほど下落が続いたらどうなるのか?
計算すれば分かりますが、TQQQがQQQの3倍の60%づつ毎日下落し続けてもマイナスにはならないですよね。
限りなく0に近づいていきますけどね。
以上のことから想定ロスカットレートを『0ドル』としました。
これで『レンジ(仕掛ける範囲)』『トラップ値幅(仕掛けの値幅)』『トラップ本数(仕掛ける本数)』『想定ロスカットレート』の大枠が決まりましたので実際の資金30万円とマッチするかシミュレーションしていきます。
いつものnumbersでシミュレートしていきます。
16.TQQQ設定シミュレーション
たまたま大枠で決めたものがしっかりマッチしたため、1回のシミュレーションで決まりました。
それでは、設定をしていきます。
トライオートETF TQQQ基本プラン設定手順
もしこの設定で始めてみたい方は、インバスト証券のトライオートETFを開きながらだとすぐに始められますよ!
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それではいきます。
以下の順番で設定していきます。
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- カウンター固定にチェック
- ロジック追加
- 数値の確認
・エントリー価格が2ドル毎になっていればOK!
・エントリー価格とカウンター値が同じならOK!
・利益幅(ドル)が5ドルになっていればOK! - シミュレーションを見る
今すぐ稼働!
これで、運用が始まります。
ちなみに、TQQQが動いている時間は米国時間ですので、日本時間の日中に設定しても何も起きませんので注意してください。
日本時間の22時15分(米国夏時間)まで気長に待ちましょう!
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まとめ
ナスダック100トリプルをトライオートETFで運用する際の、設定と考え方をお示ししました。
この考え方や流れは、一度作ってしまえば、他の銘柄をリピート系の手法で運用するときに大いに役に立ちます。
ですから、私の場合リピート系の手法の設定を考えるときに、大方このような流れで考えています。
また、他人の手法や考え方を知ることで、新たな発見があったり新たな視点が生まれたりしますので、参考にしてもらえたら幸いです。
Twitterでは毎日発信しています。
ぜひフォローしてみてください。
何か質問やご意見がある場合はお気軽にどうぞ。
Twitterが手っ取り早いですよ。
【50万円で検証❸】
— ティーコン@FXインベスター今野高誌・複業作業療法士・二児のパパ (@TKongOT) June 14, 2021
昨日ほったらかし成果
コツコツ0.8%の積み上げ💪😆
------- 🇺🇸TQQQ -------
トライオートETF
米国時間6月14日
新規6決済7
保有口数11
安値109.02-高値112.32
高安差3.3
決済祭り😁
4月以来の高値更新📈 pic.twitter.com/i5AxkuaNkX