FX FX入門

FXでのロスカットの仕組み-証拠金維持率とレバレッジの関係-

ロスカットの仕組みをFX初心者向けに関連用語も合わせて説明していきます。

ポイント

ロスカットは避けなければならないが仕組みがわかれば怖くない

ティーコン
私は強制ロスカットがとても怖いです。
10年程前私がFXを始めた頃はスキャルピングやデイトレを中心に取引していました。
資金管理が全くわかっておらず・・・損切りができず・・・何回もくらいました。
あの時の喪失感といったら、なんとも言えません。

 

それにロスカットしてしまうとわずかな資金しか残らないですから、そのあと復活するのがめちゃくちゃ大変。

そうならないためにも

  • ロスカットってどうなったらなるのか
  • 仕組みはどうなっているのか

を知っておく必要があります。

私がメインで使っているFX会社のみんなのFXやLIGHT FXでもロスカットについてしっかり書いてあります。

https://min-fx.jp/lineup/fx/service/losscut/

今読み返してみると理解できるのですが、FX初心者の頃ははっきり言って全くわかりませんでした。

当然重要性も理解していなかったです。

私が理解しようとしなかっただけかもしれないですが、初心者の頃は結構難しいことを書いている印象でした。

しかもロスカットの説明では証拠金がどうのレバレッジがどうのとただでさえよくわからないことに、追い討ちをかけるように難しい言葉が出てきます。

ですのでロスカットに関連する言葉の整理をしておく必要があります。

ですので、できるだけ初心者にもわかりやすく噛み砕いて説明していきたいと思います。

リンクサイトの内容で理解できた方は読み飛ばしてもらって良いと思います。

ロスカットとは

取引会社にはがそれぞれ決めた『証拠金維持率の何%でロスカットになります』という決まりがあります。

つまり証拠金維持率の設定になると今持っているポジションを強制的に決済しますということ。

このように強制的に決済されることを

『ロスカット』

と言います。

この『ロスカットとなる証拠金維持率』は取引会社それぞれが勝手に決めていますが、ほとんどの取引会社は『ロスカットとなる証拠金維持率は100%』の設定です。

ちなみに、私がメインで使っているみんなのFXやlightFXはロスカットとなる証拠金維持率は100%に設定されています。

この証拠金維持率が100%になると強制的にポジションが決済されます。

ではこの証拠金とはどのように計算されているのでしょうか?

証拠金維持率の計算

実際の取引画面をみながら説明していきます。

証拠金維持率

画像の『これ』が証拠金維持率です。

そして証拠金維持率の計算ですが、通常はアプリが勝手に計算してくれたものが表示されています。

ですが理解を深めるために、どういった計算をされているのか知っておきましょう!

証拠金維持率

『赤い四角で囲まれた純資産÷赤い四角で囲まれた必要証拠金×100%』で求められます。

ここが100%になるとロスカットしてしまいます。

ティーコン
あれ?証拠金って何?って思いました!?
その話もしないとですね

必要証拠金とは

必要証拠金とは、取引するのに『最低必要な資金』のことです。

これも各FX会社がそれぞれ勝手に決めていますが、日本の場合レバレッジ規制があり最大25倍までと決められています。

ですから、『最低必要証拠金は取引額の4%』のところがほとんどです。

レバレッジが25倍だと証拠金は4%???

レバレッジと証拠金の関係を下で説明します。

参考

ドル円が100円だとしてその時に1万ドル買うとしましょう。

100円×1万ドル=100万円ですよね。

1万ドル買うのに100万円必要ですよ〜って時に

証拠金4%であれば

100万円×4%=40,000円

つまり4万円で1万ドル買えますよ〜ってことです。

逆にいうと4万円で25倍の100万円の取引ができますよ〜ってことになりますよね。

これがレバレッジ25倍ということなんです。

必要証拠金とは、実際に取引したい金額に1/25(レバレッジ25倍)の4%資金が必要ですよということです。

ポイント

口座によってはレバレッジ2倍口座とか2倍口座とか色々あります。
日本ではレバレッジ25倍が主流です。

ティーコン
『レバレッジ』という言葉も出てきましたので少し触れておきますね。

レバレッジには2種類ある

よく『レバレッジを抑えてリスクを減らして・・・』
と聞くと思いますが、これはどういうことなんでしょうか?

先ほど説明した必要証拠金と証拠金維持率・レバレッジの関係から

  • 証拠金維持率をあげればレバレッジは下がる
  • 証拠金維持率を下げればレバレッジは上がる

そういう関係にあることは理解できたと思います。

そして証拠金維持率の計算で純資産÷必要証拠金×100%=証拠金維持率と説明しました。

この純資産とは為替が変動すると増えたり減ったりします。

つまり証拠金維持率は変動するということです。

ということはレバレッジも変動します。

この変動するレバレッジのことを実行レバレッジと言います。

これに対して口座残高に対しての必要証拠金割合をレバレッジで示したのが最大レバレッジです。

最大レバレッジは基本的には変動しません。


注意ポイント

口座から資金を引き出すと最大レバレッジは変動します。
各通貨ごとの必要証拠金が変動した場合も最大レバレッジは変動します。

ティーコン
資金管理をする上で絶対必要となる知識ですので覚えておきましょう!

さて本題のロスカットです

 

ロスカットになったらなるの?

ロスカットされるとどうなるのか?

とっても単純です。

レバレッジ25倍口座で証拠金維持率100%でロスカットと設定されているのなら

『口座残高の4%の資金が残りポジションは0』

になります。

注意ポイント

値が急激に動いた時にロスカットされると4%以下で強制決済になる場合があります
つまり4%の資金が残らない場合があります

まとめ

ロスカットについて理解しするために必要証拠金・証拠金維持率・レバレッジをいう言葉も含めて理解する必要がありました。

そしてロスカットしないようにするために、証拠金維持率を高くしレバレッジを低くすることは理解していただけたと思います。

ここまで理解していただけたら次は
『自分の持ったポジションがいくらでロスカットされてしまうのか?』
この辺が気になってくると思います。

ですから、

  • どのくらいのポジションを持つといくらでロスカットになるか
  • どのくらいの値下がり(値上がり)までロスカットせず耐えられるか

をシミュレーションしておくといいですよね。

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