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この記事でわかることは以下のことです。
わかること
- 資金10万円でBTCを暗号資産CFDで手動リピートをやるならどんな設定にするか
- この設定に至るまでの考え方
できるだけ『ほったらかしにできる投資』を探し実際に運用して検証していますが、最近は主にリピート系の手法で運用・検証しています。
メキシコペソ円【両建てリピート&スワップ】、豪ドルNZドル【トラリピ】、ナスダック100トリプル【トライオートETF】などなど。
リピート系の関連記事です。
リーピート系
色々やってみて分かったのですが、リピート系の自動売買は『ほったらかし投資』にもってこいですね!
そこで今回、目をつけたのがBTCビットコインです!
BTCをSBI FXトレードの暗号資産CFDの手動リピートで運用を始めましたので、設定とそのやり方・考え方を解説します。
BTC暗号資産CFD手動リピート売買設定
まずは先に、『BTC暗号資産CFD手動リピート売買』の基本プラン設定をお示しします。
表にするとこのようになります。
レンジ | トラップ値幅 | トラップ本数 | 利益値幅 | ロスカット水準 | ||
買 | 基本プラン | 200万円~640万円 | 20万円 | 23本 | 30万円 | 0ドル |
それでは、この設定に至るまでの考え方と手順を解説していきます。
BTCを暗号資産CFDで手動リピート運用開始までの考えと手順
この設定に至るまでの考え方を、簡単に時系列でまとめました。
簡単な流れ
- BTCのボラティリティーを生かしてリピート系で運用できなか?
- SBI FXトレード暗号資産CFDの特徴
- 10万円で設定を考える
- BTCの値動きを分析
- シミュレーションをしながら設定決める
- レンジ幅を決める
- トラップ値幅を決める
- トラップの本数
- 想定ロスカットレート
- 利益値幅を決める
- BTC暗号資産の手動リピート設定をシミュレーション
- SBI FXトレードの暗号資産CFDで設定入力
1.BTCのボラティリティーを生かしてリピート系自動売買はできないか
もともと数年前に買ったBTCをガチ保していましたが、BTCJPYが700万円を超えたあたりから、『いずれは1,000万円を超えるだろうけれども、時価総額が大きい分値段が上がるまでまだまだ時間がかかるだろう』と考え、売却をすることにしました。
そこまで大した量を保有していなかったので、いうほどの利益額ではありませんでしたが、とはいえ、数十万円の手持ちの資金が増えましたので次の投資を考えていました。
ここで改めてBTCのボラティリティーの大きさを体感して、もしやこれはリピート系の手法で稼げるのでは!?と思い調べてみました。
リピート系の手法が使えそうなものは色々ありましたが、たまたまSBI証券のアカウントがあったこともあり、SBI FX トレードの暗号資産CFDに行き着きました。
2.SBI FX トレードの暗号資産CFDの特徴
SBI FX トレードの暗号資産CFDでは、以下の取り扱いがあります。
取り扱いリスト
- BTCJPY
- BTCUSD
- XRPJPY
- XRPUSD
- ETHJPY
- ETHUSD
元々BTCのボラを期待してリピート系を運用するつもりでいましたので、BTCの取り扱いがあればよかったのですが、メジャー仮想通貨と円・ドルとのペアがありました。
そこで気になったところは、最小注文量です。
BTCは値が高いので最小取引単位が大きいと、どうしても資金が必要になりますからね。
しかし、その点は心配入りませんでした。
SBI FXトレードの暗号資産CFDでは、BTCの最小取り扱い単位は『0.0001』ということで、資金も少なくて済みそうです。
SBI FXトレードは暗号資産CFDのみならずFXでも最小取引数量が『1通貨』など、最小取引数量といえばSBI FXトレードといった印象です。
実際にSBI FXトレードの暗号資産CFDで、BTCを最小取引数量で取引した場合の計算してみると、1BTC700万円×0.0001=700円となります。
レバレッジは2倍ですから、350円の証拠金で済みますね。
ちなみに、SBI FXトレードの暗号資産CFDでは、レバレッジ2倍までの取引が可能です。
また、通貨の値段が高すぎるとどのくらいの資金で、どのくらいの量を買うと、どのくらいの儲けになるのか?わからなくなりますので、値動きの金銭感覚を掴むために少し計算してみます。
1BTC600万円で0.0001BTCを買ったとします。
必要証拠金は300円です。
300円あれば取引できるということです。
そして、1BTCが700万円になると100円の差益が出ることになります。
これが0.001BTCであれば、証拠金は3,000円で1,000円の利益が出ることになります。
リピート系の運用をする場合は想定ロスカットレートを決めて、そのロスカットレートに至ったらいくらの損失が出るのかを考えますが、これも少し計算してみます。
上記の例と同じです。
1BTC600万円で0.0001BTCを買ったとします。
想定ロスカットレートを0円で考えた場合、必要な資金は
『証拠金0円(想定ロスカット時)+余剰資金が600円=600円』
となります。
実際に計算してみると、BTCの値頃感覚がつかめますね。
このくらいの値頃感を覚えておくことにします。
そして、調べていてもう一つ気づいてしまいました。
気づいてしまったというか、当たり前のことと言えば当たり前なのですが、365日24時間稼働しているということです。
つまり年中無休ですから、FXや株式のように週末に休みがありませんし、株式市場のように時間の制限もありません。
株式市場は1日6時間強、1週間では31時間ですが、BTCは168時間(24時間×7日)ですから、それだけ取引の機会が多いということですよね。
リピート系の手法はコツコとつの積み重ねですから、時間的要素はとても重要です。
これはとても大きいことですね。
少し調べた感じでは、予定の資金でリピート系の運用をできそうな感じがしてきました。
3.資金10万円で設定を考える
資金に対する考え方は人それぞれですし、この運用でどのくらいの資金規模で運用できるのか、シミュレーションしてみないとわからないです。
ですが、BTC現物の売却で出た利益の一部を再投資すると決めていたので、大方10万円から30万円で始められれば良いかなと考えていました。
上記したように、BTCの最小取引量や簡単な必要資金の計算で、10万円でも無理なく運用できそうな感じがしていましたので、10万円の資金で細かい設定をシミュレーションしていくことにしました。
そして、このシミュレーションをするにあたって、BTCがどのような特性を持ったものなのかを知る必要があるので、大まかな分析をしました。
4.BTCの値動きを分析
BTCの歴史はそこまで長くはないですが、チャートで全体像を捉えていきます。
大きな特徴を3つ捉えました。
3つの特徴
- 長期で右肩上がり
- 半減期ごとに値が上がっている
- 半減期を迎えた後の最高値から70~80%の下落がある
一つ一つチャートを見ながら解説します。
長期で右肩上がり
2017年以前のチャートは、現在の価格帯も違いますし、値動きも相対的に小さいために非常にわかりにくいですが、この期間も右肩上がりでした。
そして過去から現在へと、暴落を繰り返しながら高値更新しているのがわかると思います。
半減期ごとに値が上がる
約4年に一度半減期があり、その度に値が上がっています。
BTCはマイナー(採掘者)がマイニング(採掘)というデータ承認作業をすることで報酬が得られますが、この報酬があるブロック高に達すると半減される仕組みになっています。
これを半減期と呼びますが、約4年ごとに迎えています。
この半減期の価格を見てみますと、過去3回とも高くなっているのがわかります。
半減期を迎えた後の最高値から70~80%の下落がある
2012年の半減期後最高値をつけ、80%の下落が底値となっています。
2016年の半減期後最高値をつけ、75%の下落が底値となっています。
2020年に半減期を迎えた後最高値をつけ大きく下落しています。
ここまでは今までのパターンと同じです。
そして、この2020年の半減期以降の最高値を次の半減期まで超えないとすれば、最高値から70%~80%の下落ですから、12,000ドル付近が底値だと推測できます。
設定を決める参考になりそうです。
BTCの大まかな特徴が見えてきましたので、この情報をもとに設定を考えるべくシミュレーションをしていきます。
まず仕掛ける範囲となるレンジ幅を考えていきます。
5.シミュレーションをしながら設定を決める
リピート系の手法では、シミュレーションをする上でいくつか考えなければならない項目があります。
設定項目
- レンジ(仕掛ける範囲)
- トラップ値幅(仕掛けの値幅)
- トラップ本数(仕掛ける本数)
- 想定ロスカットレート
- 利益値幅
これらを決めたいのですが、利益値幅以外はそれぞれの変数の掛け合わせですので、シミュレーションをしていくしかありません。
ですから、シミュレーションをするための大枠を決めていきます。
まずは、仕掛ける範囲を決めます。
6.レンジ幅を決める
BTCの分析を上記しましたが、3回目の半減期は今までのパターンになるかまだ答えは出ていません。
ですが、もし3回目もこのパターンを踏襲するのであればこんな戦略が考えられます。
戦略
- 前回の半減期以降の最高値から70~80%の下落を見込みこれをレンジの下限とする
- 高値更新までは時間がかかりそうなので、上限は現在の最高値とする
- 高値更新するたびに上限を上げながらついていく
これは、TQQQの戦略と同じです。
TQQQと似たような値動きなだと感じていましたので、同じような戦略でいくことにしました。
TQQQの設定と戦略・考え方はこちらに書いています。
【ナスダック100トリプル×トライオートETF】年利換算40%超!-最新版設定解説
続きを見る
これでレンジの大枠ができましました。
メモ
- レンジの上限は最高値:700万円
- レンジの下限は最高値から70%:200万円
次にトラップ値幅を決めていきます。
7.トラップ値幅を決める
トラップ値幅は、色々な指標を見て決められますが、私は『ATR』をみて決めました。
過去と価格帯が大きく違いますし、長い期間では判断がつきません。
ですので、直近1年ほどをみて決めていきます。
最高値更新後はATRで最大『54万円』となっています。
そして、最近2020年7月頃はだいぶ落ちてきて『28万円』となっています。
このことからトラップ値幅を大方このようにしてみました。
メモ
- トラップ値幅は20万円前後
ボラティリティーは今後も低下していくと考えていますので、現在のATRの数値より低めを考えました。
次にトラップ本数を決めていきます。
8.トラップの本数を決める
トラップの本数は『レンジ幅÷トラップ値幅』で求められます。
以下のようになります。
レンジ幅500万円(700万円-200万円=500万円)÷20万円=25本
トラップ本数は『25本』となりました。
トラップ本数はトラップ値幅が決まっているので簡単ですね。
メモ
- トラップ本数は『25本』
次に決めなければならないのは、とても重要な『想定ロスカットレート』です。
9.想定ロスカットレートを決める
想定ロスカットレートは、『この価格に至ったらロスカットされてしまう』といった値のことです。
これは、人それぞれのリスクの取り方にもよりますが、私は暴落しても耐えて、値が戻るときに大きく利益を出すために『0円』としました。
つまりこれは、『BTC』が『0円』になるまでロスカットされないという設定です。
そもそも仮想通貨がこれだけ盛り上がってきて、世界的に認知されるに至っていますが、どこまでまで値が上がってどこまで値が下がるのか予測がつきません。
ですが、可能性を感じで投資をしているわけですから、BTCの取引が無くならない限りは運用を続けられように設定しました。
日々の値動きでロスカットされてしまうのは勿体無いですからね。
ということで想定ロスカットレートは『0円』としました。
メモ
- 想定ロスカットレートは0円
最後に利益値幅です。
10.利益値幅を決める
利益値幅は最適値が見つけられませんでしたので、大方の数値をトラップ値幅同様にATRを参考にしました。
そもそも、利益値幅は初期設定をしていくのに、大きく影響する部分ではありませんので相場の状況に合わせて変更していくことにします。
とき、トラップ値幅より広い『30万円』としました。
ちなみに、利益値幅『30万円』とは0.001BTCの取引では300円の利益です。
一回利確されると300円の利益というイメージです。
これで『レンジ(仕掛ける範囲)』『トラップ値幅(仕掛けの値幅)』『トラップ本数(仕掛ける本数)』『想定ロスカットレート』『利益値幅』の大枠が決まりましたので、実際に資金10万円とマッチするかシミュレーションしていきます。
いつものnumbersでシミュレートしていきます。
11.BTC暗号資産CFDでの手動リピート設定シミュレーション
大枠で決めた数値を入力しつつ、資金との兼ね合いを微調節してこのようになりました。
- レンジ上限:640万円
- レンジ下限:200万円
- トラップ値幅:20万円
- トラップ本数:23本
- 取引数量:0.001BTC
- 想定ロスカットレート:0円
必要資金は96,600円ですから当初の予算10万円に収まりました。
それでは実際に、SBI FXトレードで入力していきます。
12.SBI FXトレードの暗号資産CFDで設定を入力
表にするとこんな感じです。
レンジ | トラップ値幅 | トラップ本数 | 利益値幅 | ロスカット水準 | ||
買 | 基本プラン | 200万円~640万円 | 20万円 | 23本 | 30万円 | 0ドル |
これらを入力していきます。
ちなみに、SBI FXトレードでは自動売買はありませんので、『if done(イフダン)=IFD』で新規と決済を一つ一つ入力していきます。
初めは少し大変ですが、日々の入力作業は1日1回あるかないかですから、大した負担にはなりません。
さて入力です。
以下の手順で入力していきます。
スマホアプリがわかりやすいので、こちらで解説します。
ログイン後に以下のように進めていきます。
IFDは、自動売買のシステムと違って一つ一つ入力していかなければいけませんので、この手順を新規の価格と決済の価格を20万円ずつずらしながらトラップ本数分(23本)入力していきます。
IFDで入力する数値を以下に載せておきます。
メモ
数量:全て『0.0010』
新規2,000,000→決済2,300,000
新規2,200,000→決済2,500,000
新規2,400,000→決済2,700,000
新規2,600,000→決済2,900,000
新規2,800,000→決済3,100,000
・
・
・
・
新規6,200,000→決済6,500,000
新規6,400,000→決済6,700,000
運用が始まって、新規→決済まで進んだら再び上の画像の手順で、なくなったポジションの価格の入力をして発注します。
新規の注文をする上で注意点があります。
新規の注文をする時、価格帯によっては、通常のIFDでは注文できないことがあります。
通常IFDを含めた指値注文は、今の価格より安い値段で注文をする時に使います。
ですから、現在の価格より高い値段で注文をするときは、『逆指値』注文を行います。
例えば画像のように、BTCの現在の価格が約380万円だったとします。
この価格より低い価格での注文をするときは『指値』注文で大丈夫です。
ですがこの時の価格より高い500万円の注文したい時には、『逆指値』を選ばないと注文できないということです。
『指値』と『逆指値』の切り替えは以下の画像を参照してください。
こういった部分は必ず注意喚起が出て、注文ができないようになっていますので、間違っても特に問題はありません。
トラリピやトライオートなどの自動売買の設定では、設定してしまえば指値も逆指値も関係なくシステムが勝手に発注してくれます。
しかし、リピート系を手動で運用する場合は、こういったちょっとしたことが面倒に感じるかもしれません。
とはいえこの程度であればすぐになれますので、そこまで苦になることではないと思います。
少なくとも私は苦に感じたことはありません。
設定の最後に注文の確認です。
取引紹介で、中央に注文が並んでればOKです。
これで運用が始まります。
ちなみに上記しましたが、自動売買のように注文は自動で行ってくれませんので、日々約定されたかをチェックして、新規→決済までされていれば再注文が必要になります。
今回の設定では、1日に何回もチェックする必要はありませんが、実際に運用する場合は決まった時間にチェックするようにしたほうがいいでしょう。
まとめ
BTCをSBI FXトレードの暗号資産CFDで、手動リピートを運用するまでの考え方や、設定方法を解説しました。
リピート系の手法は、自動でも手動でも設定に至るまでの思考順序や考え方はほぼ同じなので、一度、他人の設定を真似して自分で考えをまとめておくといいかもしれません。
他の金融商品にマルっと応用できますからね。
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— ティーコン@FXインベスター今野高誌・複業作業療法士・二児のパパ (@TKongOT) June 14, 2021
昨日のほったらかし成果
コツコツ3.3%の積み上げ💪😆
ーーーーーー₿BTCJPY🇯🇵ーーーーーー
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6月14日
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